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(エベレスト・ベース・キャンプ目前)

(ラムカジ、エベレスト 8848m


(氷河帯、ついにベース・キャンプ!)

(ベース・キャンプのテント郡、エクスペディション・チーム)
 
(クーンブ・アイス・フォール、三浦雄一郎隊の荷物)
 
(おそらく三浦雄一郎隊のキッチン、ゴラクシェップ 5120m の宿の子供)

(エベレスト・ベース・キャンプにて)

2003年3月29日  ゴラクシェプ〜エベレスト・べース・キャンプ〜ロブチェ  day 7
               (5120〜5244〜4910m)

いよいよ、うまくいけば目的のエベレスト・ベース・キャンプ
に辿りつける

朝5時20分起床
最高に緊張していた

ベース・キャンプまたはカラパタールへの登頂成功率は
50%だと聞かされている
私はどちらになるのであろうか

昨日の即席、高度順化トレーニングが効いて
いれば成功できるはずだ

朝飯を取るようにラムカジに言われ
トーストとミルク・ティーをとる

トーストを食べながら直感していた
ベース・キャンプに辿り着けると・・・

6時15分出発
天候にはずっと恵まれている
いつもよりは体調がいい

約2時間、快調に歩いた
エベレストが小さく見える

ラムカジが不意に私に声をかけた
「クーンブ・アイス・フォール、エベレスト・ベース・キャンプ」

美しい氷河帯が目の前に広がっていた
もう少しだ
遠くにベース・キャンプに張られたテントが見える

30分後、とうとう目的地に着いた

頂上8848mを目指すエクスペディション・チーム
のテントが多く張られている

圧倒的な美しさの氷河帯、
最高に透き通ったブルーだ
その美しさに思わず息をのむ

7日目にしてやっと着いたのだ
感無量であった
何回もこの体調のままでは
無理だろうとあきらめかけていた

ベース・キャンプでの気分を味わう
ために持参したテントを張る
気分がいい

その後、テントの近くに適当な場所をみつけ
穴を掘り始める

地面が相当固く穴が掘れない
小石をどかしたりしながらも
息が切れて仕方がない
この高度では無理もない

ラムカジに手伝ってもらい
なんとか穴を広げた

預かっていた写真と、昨夜、書き上げた今回の
検索依頼者と巡礼依頼者の名をすべて記した
紙をその穴に収めた

上から砂をかけ小石を重ね
最後におおきな石を置き合掌した

この想いが現実的に反映されるかどうかは
わからないが
どうか祝福があってほしい

私個人の勝手な思い込みで目指した
神山サガルマータではあるが
その祈りが届いてほしいと願うばかりである

その後、ゴラクシェプを経由して
雪が降り始めた中、ロブチェまで下った

前回の ECO LODGE とは違い安いロッジである
皆でヤクの乾燥させた糞で暖をとるストーブを囲んだ

ロッジの主人がネパール語で恋歌を歌っている
その歌を聴きながら
本当にエベレストのベース・キャンプに行ったのだなと
感慨に耽っていた

意味のわからないその歌は心にしみた
一生忘れられない光景となるであろう

苦しい一週間だった


(ロブチェの宿の主人 、 下山後 ロブチェ 4910m の宿での私 )

 

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